【徹底解説】コンサルからスタートアップ・ベンチャー転職
近年、コンサルティングファームからスタートアップやベンチャー企業へ転職するケースが増えています。コンサルタントとしてのスキルや経験を活かしつつ、よりダイナミックな環境で事業の成長に直接貢献したいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コンサルタントがスタートアップ・ベンチャー企業に転職するメリットや注意点、成功のポイントなどを詳しく解説します。
ポストコンサル転職 完全ガイド
ポストコンサルで人気の転職先やよくある失敗、成功のポイントなどポストコンサル転職について網羅的に知りたい方は、「【ポストコンサル転職完全ガイド】コンサルからの転職先やおすすめの転職方法」もご覧ください。
コンサルタントがスタートアップに転職するメリット
- アーリーステージの事業運営に当事者として関われる
- 早期にマネジメントポジションを目指せる
- コンサルタントとしてのキャリア形成にも役立つ
- 社会を変革するような貢献性の高いビジネスに関われる
1. アーリーステージの事業運営に当事者として関われる
スタートアップやベンチャー企業では、動かせる資金やリソースの絶対値こそ大きくはありませんが、会社全体に与えられる影響や持てる裁量の相対的な大きさは非常に魅力的です。コンサルタントとしてクライアントの事業に関わるのとは異なり、自らの意思決定が事業の成長に直結するため、やりがいを感じることができるでしょう。
2. 早期にマネジメントポジションを目指せる
安定性などで大手企業に劣るベンチャー企業では、優秀な人材の確保が難しく、特に創業者を支え事業上の舵取りを担うマネジメントクラスの採用では苦戦している傾向があります。そのため、高度な専門知識と経営知識、そして体力やリーダーシップを併せ持つコンサルタントの入社は歓迎されることが多く、実際にベンチャーに転職後、数年のうちに役員として活躍しているファーム出身者は珍しくありません。将来的に経営者を目指すための”修行”としてコンサルタントとして働いている人は少なくありませんが、より実践的に経営スキルを磨きたい場合は、ベンチャー企業への転身は一つの手段となります。
3. コンサルタントとしてのキャリア形成にも役立つ
スタートアップやベンチャー企業での経験は、仮に将来コンサルタントに戻ることになった際にも大いに役立ちます。新卒入社組など、事業会社での十分な経験がなく、コンサルタントとして働いている方の中には、自身が経験したことのない経営・事業上の意思決定についてアドバイスすることに後ろめたさを感じる人もいるでしょう。
しかし、スタートアップでの経験を通じて、事業の当事者としての視点や、意思決定の難しさを身をもって理解することができます。これらの経験は、コンサルタントとしてクライアントにより実践的なアドバイスを提供する上で、非常に価値があります。
4. 社会を変革するような貢献性の高いビジネスに関われる
スタートアップやベンチャー企業は、社会が抱える課題に対して、革新的なソリューションを提供することを目指しています。大企業では実現が難しい、大胆な発想に基づく事業にチャレンジできるのは、スタートアップならではの魅力です。社会を変革するようなインパクトのある事業に携わることで、高い貢献性とやりがいを感じられるでしょう。
スタートアップに転職する際の注意点
- 会社の財務状況に問題はないか
- 人・組織カルチャーとのフィット
- 給与が下がっても生活は問題ないか
- 自分のやりたいことができるか(0→1、1→10など)
1. 会社の財務状況に問題はないか
スタートアップやベンチャー企業は、事業の成長性は高い一方で、経営基盤が脆弱なケースも少なくありません。転職先を検討する際は、会社の財務状況を十分に確認することが重要です。資金繰りが苦しい状況では、事業の成長どころか、継続すら危ぶまれる可能性があります。転職前に、投資家からの資金調達状況や、事業計画の妥当性などを慎重に見極めましょう。ただし、スタートアップやベンチャーに転職するうえでは、「自分がこの会社の売上を伸ばす」というような気持ちも重要です。
2. 人・組織カルチャーとのフィット
スタートアップやベンチャー企業では、少人数のチームで事業を進めていくため、メンバー間の人間関係や組織カルチャーが非常に重要です。転職先を検討する際は、以下のような点を確認することが求められます。
- 心理的安全性が担保され、自由に意見を述べ合える環境であるか
- 経営陣が目指すチームのあり方に共感できるか
- メンバーがモチベーション高く働いているか
- 会社のコミュニケーションスタイルに馴染めそうか
3. 給与が下がっても生活は問題ないか
スタートアップやベンチャー企業では、大手企業と比較して給与水準が低くなるケースが多いです。特にコンサルティングファームでは若くして1,000万円以上の年収となっていることも多いため基本的に年収は下がるでしょう。そのため家族がいる場合などは、生活費への影響を十分に検討する必要があります。スタートアップ転職をする人は、事前にプライベートの収支を計算し、どの程度の年収ダウンであれば受け入れられるかをシミュレーションすることが多いようです。
なお、生活資金ストックオプション(SO)などのインセンティブを提示されるケースもありますが、必ず行使できるかどうか、どれくらいのリターンになるかはわからないため、過度な期待は禁物です。
4. 自分のやりたいことができるか(0→1、1→10など)
スタートアップやベンチャー企業では、事業の成長段階に応じて、多様な取り組みが求められます。自分が携わりたいのは、顧客の課題を理解し、新しいソリューションを生み出す0→1フェーズなのか、それとも既存のソリューションを磨き上げ、事業を拡大させる1→10フェーズなのかを明確にしておく必要があります。 そのうえで、転職先候補の企業が、自分のやりたいフェーズの事業に取り組んでいるか、もしくは将来的にそのような事業に携われる可能性があるかを確認しましょう。事業部間の移動の柔軟性などについても、転職前に確認しておくことが賢明です。
コンサルからスタートアップへの転職体験談
コンサルティングファームからスタートアップへ転職された方に、転職活動や転職後の仕事内容、メリット・デメリットなどについてインタビューしました。
失敗してもコンサルタントに戻れる可能性が高い
スタートアップへの転職を考える際、多くの人が「失敗したらどうしよう」という不安を感じるものです。しかし、コンサルタント経験者にとって、この不安は比較的小さいかもしれません。
スタートアップでの経験は、コンサルタントとしてのキャリアにプラスになることが多いです。たとえ短期間でも、事業運営の実態を知る貴重な機会となり、より実践的なアドバイスを提供できる強みになります。また、限られたリソースで最大の効果を出すことが求められるスタートアップ環境で培った問題解決能力や創造性は、コンサルタントとしても高く評価されるスキルです。
さらに、スタートアップ業界で築いた人脈や得た業界知識は、コンサルタントに戻った際にも活用できる貴重な資産となります。多くのコンサルティングファームは、スタートアップでの経験を持つ人材を積極的に評価する傾向にあり、実務経験を積んだ後にコンサルタントに戻ることで、より高いポジションで再雇用される可能性もあります。
優秀な転職エージェントの活用が成功のカギ
コンサルタントからスタートアップへの転職を成功させるためには、適切な情報と機会を得ることが重要です。ここで、スタートアップ業界に精通した転職エージェントの活用が非常に効果的です。
以下に、転職エージェントを利用するメリットをいくつか挙げます:
- 非公開求人へのアクセス
スタートアップ企業によっては、公開求人サイトには掲載しない非公開求人を持っています。転職エージェントを通じて、これらの貴重な情報にアクセスできます。 - 業界動向の把握
優秀なエージェントは、スタートアップ業界の最新動向や各企業の成長段階、文化などに詳しいです。この知識を活用して、自分のキャリアゴールに合った企業を見つけやすくなります。 - 条件交渉のサポート
給与やストックオプションなどの条件交渉は、スタートアップ転職では特に重要です。経験豊富なエージェントが、適切なアドバイスと交渉のサポートを提供してくれます。 - 面接対策
スタートアップの面接は、大企業とは異なる観点で行われることが多いです。エージェントから、各企業の面接スタイルや重視するポイントなどの情報を得られれば、効果的な準備が可能になります。 - キャリアプランニング
短期的な転職だけでなく、長期的なキャリアプランについても相談できます。スタートアップ転職のその先も見据えたキャリア設計をしておくことで、転職活動の成功確率が高まるのはもちろんのこと、転職後もキャリアに迷わず活躍していくことができるでしょう。
コンサルからスタートアップ転職する際におすすめのエージェント
アクシスコンサルティング
サービス名: | アクシスコンサルティング |
運営会社: | アクシスコンサルティング株式会社 |
- 大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級コンサル採用・転職支援サービスのアクシスコンサルティングでは「ポストコンサル転職」の支援実績も豊富
- 大手事業会社や優良スタートアップのCxOと定期的な面談を設定し、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっているため、他にはない非公開求人も多数
- 平均サポート期間は3年となっており、現役コンサルタントの中長期でのキャリアを相談できる”生涯のキャリアパートナー”を見つけやすい
アクシスコンサルティングのポストコンサル転職支援実績例
コンサルファーム→スタートアップ(一部)
- 総合系コンサルファーム(シニアコンサルタント)→ベンチャー企業(経営企画)【20代後半】
- 外資コンサルファーム(マネジャー)→日系スタートアップ企業(1,000万円+SO)【20代後半】
- 外資戦略系コンサルファーム(シニアコンサルタント)⇒Tech系スタートアップ(BizDev:年収1,000万円)
- 外資系戦略コンサルファーム→メガベンチャー企業(事業開発)【32歳】
- 日系コンサルファーム→ヘルスケアベンチャー(マネジャー)【32歳】
- 外資系コンサルファーム→ファンド投資先スタートアップ(事業開発)【33歳】
- 大手総合コンサルファーム(マネジャー)→日系スタートアップ(BizDev)【34歳】
- コンサルファーム→教育系ベンチャー企業(事業開発:1,000万円)【30代後半】
- 日系ITコンサルファーム(マネジャー)→スタートアップ(事業企画)
- 外資戦略コンサルファーム(マネジャー)→スタートアップ(経営企画室長 執行役員)
- 外資大手コンサルファーム(パートナー)→スタートアップ(執行役員)
コンサルファーム→日系大手事業会社・外資系事業会社(一部)
- 大手外資系コンサルファーム→専門商社(SCM統括 Manager:年収1,350万円)【30代】
- 大手外資系コンサルファーム→大手日系メーカー(新規事業 Manager:年収1,400万円)【30代】
- 日系コンサルファーム(マネジャー)→外資Tech企業(マネジャー:1,500万円)【30代前半】
- 外資系コンサルファーム⇒大手日系消費財メーカー(ブランド戦略Manager:年収1,100万円)【30歳】
- 大手会計系ファーム(シニアコンサルタント)→化粧品メーカー(PM:年収900万)【31歳】
- 総合コンサルファーム→大手日系消費財メーカー(事業戦略 GroupManager:年収1,450万円)【34歳】
- 大手総合コンサルファーム マネジャー→食品貿易会社、SCM担当【35歳】
- 外資コンサルファーム(シニアマネジャー)→大手インターネット企業 (データサイエンス部門 Manager:年収2,000万円)【30代後半】
- コンサルファーム→インターネットサービス企業(CDO:2500万円+SO)【30代後半】
- 戦略系コンサルファーム→広告代理店(経営企画)【37歳】
- 大手総合コンサルファーム(マネジャー)→大手小売企業(管理職)【38歳】
- 大手総合コンサルファーム(シニアマネジャー)→金融機関 DX推進【39歳】
- 外資系コンサルファーム→日系老舗製造メーカー(新規事業開発担当)【39歳】
- 大手ITコンサルファーム→大手WBE系企業(CIO:年収2,000万円)【43歳】
- 大手外資系コンサルファーム→メガバンク(社内BPR Manager:年収1,350万円)【40代】
- IT系コンサルファーム(ディレクター)→メディア系企業(執行役員)【40代後半】
- 大手外資系コンサルファーム→スタートアップ(新規事業兼コンサルタント:年収1,550万円)【50代】
アクシスコンサルティング公式サイトより引用
\アクシスコンサルティング利用者の口コミ/
30代前半
元々外資系ファームで戦略コンサルタントをしていました。新規事業を0→1で創ることに憧れがありましたが、現職では叶わずアクシスコンサルティングさんに相談させていただきました。コンサルティング業界に大変詳しく、私の志向性にマッチするスタートアップ企業を複数社紹介いただき、どの企業様も大変魅力的でした。リクルーティングアドバイザーをされていることもあり企業様との距離も近く、何度も面談の機会を設定いただきました。
20代後半
率直に「今すぐの転職はおすすめしない」と言い切ってくださったのは驚きました。その上で、懇切ていねいに転職をおすすめしない理由と、複数のキャリアプランについてご提案くださいました。結果、半年近くご相談に乗っていただきながら、将来のキャリアビジョンに対して最適・最高な転職先へ内定承諾することができました。
30代前半
30代に突入し、このままのキャリアでいいのかと悩んでいたタイミングで遠藤さんと出会いました。これまでの仕事、どんなキャリアを形成したいか一つ一つ一緒に棚卸をしてくださり、自身の進むべき方向が明確になりました。
仕事が忙しく長期間での転職活動となりましたが、定期的に情報交換の場も設けてくださり親身に相談に乗っていただきました。
結果として条件をすべて満たす会社へ転職が決定し満足いく転職活動が行えました。今後も自身のキャリアを築くためにご相談させていただきたいと思います。
30代後半
当時、コンサルティングファームで管理職として従事していましたが、出産/育児と並行して業務に従事することが難しく、今後の自身のキャリアに悩んでいました。そこでアクシスコンサルティングさんと面談する機会があり、育児との両立に理解がある環境をご紹介いただいただけただけではなく、そこから40代、50代と今後のキャリア設計もお話いただいたことで、現在では自身のキャリアをあきらめることなく、以前よりも充実した生活を送ることができています。
40代前半
コンサルティング会社へ新卒で入社して以来、長らく経営コンサルとして従事し、近い将来、事業会社で中長期的に事業の実行に関われる仕事をしてみたいと考えていました。コンサルの経験属性を活かしてどのような職種にチャレンジできるか、そこでどういった働きが企業から求められるのか等、詳細な情報をもとに事業会社へのキャリアチェンジへサポートしていただけました。また更なるキャリアチェンジを考える際は、木場さんに相談させていただきます。
アクシスコンサルティングの公式サイトより引用
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コトラ
サービス名: | コトラ |
運営会社: | 株式会社コトラ |
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ビジョン・キャリア
サービス名: | ビジョン・キャリア |
運営会社: | 株式会社ビジョン・キャリア |
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JAC Recruitment
サービス名: | JACリクルートメント |
運営会社: | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
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