【完全ガイド】コンサルタントがプロボノに取り組むべき理由と始め方を徹底解説
コンサルティングファームで働く現役コンサルタントの方の中には、PJワークの中で身につけた専門性や問題解決スキルを活かして、「プロボノ活動」に取り組むことに興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
近年は会社としてNGOやNPOの支援に力を入れているコンサルティングファームも増加しており、コンサルタントの方でプロボノ活動に関わる方も増えています。
一方で、多忙な日々の業務をこなす中で、「プロボノ活動に時間を割けるのだろうか?」「プロボノ活動は自身のキャリアにとってどのようなメリットがあるのか?」など、不安や疑問を感じている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、「コンサルタントにプロボノ活動をおすすめする理由」「プロボノの始め方」「活動における注意点」「オススメのプロボノ案件紹介サイト」などについて詳しく解説します。
- コンサルタントがプロボノ活動で得られる5つのメリットが分かる
- コンサルタントのプロボノの始め方が分かる
- コンサルタントにおすすめのプロボノ案件紹介サイトが分かる
- コンサルティングファームで働く現役コンサルタントで、プロボノ活動に興味がある方
- 社会課題解決への貢献意欲が高く、コンサルティングスキルを活かしたボランティア活動を探している方
- プロボノ案件を探しているコンサルタントの方
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プロボノとは
プロボノとは、「Pro Bono Publico」という言葉が語源で、「公共善のために」を意味するラテン語に由来します。各分野のプロフェッショナルが、職業上培ったスキルや知識、経験を無償で提供し、NPOやソーシャルビジネスなどの組織基盤強化を支援する社会貢献活動を指します。
2000年代前半にアメリカで広がったプロボノ活動は、近年日本でも大きな広がりを見せており、多くの企業がプロボノ・プログラムを導入し、NPO等への経営支援に取り組んでいます。また、個人でプロボノ活動に参加するプロフェッショナルも増えており、彼らの専門的な知見がセクターを超えて社会課題解決の現場に活かされつつあります。
プロボノは、NPO等の受け手側の組織にとって、事業戦略の策定や会計・財務体制の強化、マーケティング施策の実施、デジタル化など、運営基盤強化の大きな助けとなります。一方で、プロボノワーカー側も社会課題への理解を深め、スキルアップやモチベーション向上など、様々な学びや気づきを得ることができます。
プロボノ活動の広がりは、行政サービスだけでは手の届きにくい社会課題に対して、民間セクターの知見を結集して挑んでいく公益資本主義の潮流とも合致するものです。今後ますますプロボノの社会的意義は高まっていくとともに、その担い手となるプロボノワーカーに寄せられる期待も大きくなることが予想されます。
コンサルタントにプロボノがおすすめな理由
コンサルタントのプロボノ活動への参加については、論文で「プロボノプログラムがコンサルタントの技能形成に与える影響」が研究されるなど、コンサルタント自身の成長につながる面も注目されています。
ここでは、コンサルタントがプロボノ活動への参加を通じて得られる5つのメリットについて説明します。
1.社会課題解決への貢献
プロボノ活動を通じて、コンサルタントは自身の専門的な知見を活かして社会課題解決に直接貢献することができます。NPOやソーシャルビジネスの経営支援に携わることで、貧困問題や教育格差の是正、地域活性化など、様々な社会的インパクトを実際に生み出すことが可能です。
本業のコンサルティングワークは、大企業の事業戦略や経営改善など刺激的なプロジェクトが中心である一方で、現場からの距離が遠かったり、戦略や施策策定までの関与にとどまり実際のインパクトを検証できなかったりすることも多いです。
プロボノ活動では、自身が企画・検討した案がスピーディに実施され、実際に社会に対してインパクトを与えられることも多いため、より良い社会づくりに参画できるやりがいを感じやすいでしょう。
「志」あるミッションに共感して集まったプロボノチームの仲間と、社会的意義の高いプロジェクトに挑戦できるのがプロボノ活動の大きな魅力です。支援先の事業成長に伴って社会的インパクトが生まれていく過程を目の当たりにし、自分の貢献がより良い社会の実現に結びついていると実感できる瞬間があります。
また、支援先の組織の思いに触れ、その活動の社会的意義を体感することで、社会課題への当事者意識が高まり、ビジネスパーソンとしての将来を考えるうえでも非常に有意義な経験となります。
2.コンサルティングスキルの向上
多様な社会課題解決に取り組むNPOやソーシャルビジネスの支援を通じて、コンサルタントは幅広い業界知見や支援テーマに関する専門性を身につけることができます。また、限られた資金や人的リソースの中で事業インパクトの最大化を図る支援先の姿から、戦略策定や業務効率化のノウハウを学ぶことも可能です。
プロボノ支援では、クライアントの現状や課題を深く理解しながら、その文脈に即した解決策を検討・構築していく必要があります。また一方で、コンサルタントの持つ知見を平易な言葉で説明し、クライアントの納得感を得ながら支援を進めていく対話力も求められます。クライアントのリアリティに寄り添いつつ、説得力のある提案を行うプロセスは、コンサルティング業務の原点を再確認する良い学びの機会になるでしょう。
3.実践的スキルの向上
NPOやソーシャルビジネスの支援において、活動を周知するためのマーケティング施策や資金調達の実行を実際に行うことで、コンサルタントは実践的なスキルを向上させることができます。
近年、コンサルティングファームは実行に近い領域を含めたEnd to Endの支援を行っています。また、生成AIの登場によって、従来のコンサルティング業務の中心であったリサーチや情報整理、資料作成などの価値は下がっていく可能性があります。プロボノ活動を通じて、実際に施策のPDCAサイクルを回し、成功と失敗の実体験にもとづく知見を得ることは、コンサルタントとして今後武器になる可能性があります。
プロボノ活動は、戦略領域だけでなく、実行領域のスキルや知見を高めていく良い学びの機会になります。
4.リーダーシップ力の強化
プロボノ活動の中で、異なる価値観を持つメンバーで構成されるチームのリーダーとして、プロジェクトをマネジメントする機会を得られることもあります。
NPOや社会的企業への支援では、事業成長と社会的インパクトの両立をめぐる難しい判断が求められるケースも多く、コンサルタントのチームマネジメント力が試されます。
多様なバックグラウンドのメンバーをつなぎ、プロジェクトの達成に向けて全体を牽引する。時にはプロボノチーム内の意見対立を調整しながら、合意形成を図っていく。こうしたリーダーとしての経験は、コンサルティングファームにおけるプロジェクトマネジメントにも活きる汎用的なスキルとなるでしょう。
アナリストやコンサルタントのようなメンバーランクの方にとっては、プロボノ活動を通じてマネージャー昇格に必要なプロジェクトマネジメントを学ぶことは、本業での昇格にも繋がる素晴らしい成長機会となる可能性があります。
5.人脈の広がり
プロボノ活動では、所属企業の垣根を越えて、様々なバックグラウンドを持つ人材が集います。普段の業務では出会うことのない異業種のプロフェッショナルとの交流を通じて、人脈を広げられるのもプロボノの魅力です。
また、NPO・ソーシャルビジネスの関係者との出会いは、社会課題の最前線で活躍するチェンジメーカーたちとのつながりを生み出します。活動を通じて培った信頼関係は、プロボノ活動終了後も継続的な情報交換やコラボレーションの基盤となるでしょう。
コンサルタントのプロボノ活動の例
テーマ | 資金調達戦略の策定支援 |
---|---|
概要 | NPO法人の活動に必要な資金を集めるための戦略を策定し、資金調達額の増加に貢献 |
支援内容 | 資金調達手段であるイベントのターゲットの年齢層を、現状の支援者分析をもとに見直し 新たなターゲット層に合わせて、様々なアプローチを企画・実施 支援希望者からの資金調達プロセスの効率化・スムーズ化 対策立案、予算化支援 |
結果 | 現状分析とそれに基づく施策のPDCAにより、資金調達額は増加 |
プロボノ活動に積極的なコンサルファーム
コンサルティングファームの中には、会社としてプロボノ活動に積極的なコンサルファームもあります。このようなファームに所属している場合、希望すればプロボノ案件へのアサインが実現する可能性もあります。
以下の企業は特に、プロボノ活動に積極的に取り組んでいます。
アビームコンサルティング
アビームコンサルティングは、NPO/NGOに対し、事業戦略立案・業務改革・ファンドレイジング支援等のプロジェクトをプロボノとして行い、社会課題解決の取り組みが促進するための支援を行っています。
アビームコンサルティングは、以下2つの目的のもとにプロボノ活動に取り組んでいます
- 本業で培ったコンサルティングスキルを利用し、社会課題の解決に貢献すること
- 実践の場を通じて、幅広い社会課題解決に貢献できる人材を輩出すること
また、アビームコンサルティングは、NPO法人ETIC.と共同で、「社会課題解決の加速へ向けた副業・プロボノ等人材活用の調査」として外部人材活用推進に関する調査なども行っています。
支援先例
- 国際協力NGOセンター(JANIC)
- 認定NPO法人D×P
- 認定NPO法人かものはしプロジェクト
PwCコンサルティング
PwCコンサルティング合同会社は、同社のコンサルタントが非営利団体やソーシャルビジネスに対する約半年にわたるプロボノ活動への参加を通じて新たな視点を学び、成長することを目的とした人材育成の取り組みを実施しています。
PwCはグループとしても積極的にプロボノ活動に取り組んでおり、社会課題に興味を持つ100名以上の有志が集まった、社内コミュニティ「プロボノネットワーク」も存在しています。
支援先例
- 一般社団法人 Learn by Creation
- 一般社団法人Marriage For All Japan
- トビタテ!留学JAPAN
デロイト トーマツ コンサルティング
デロイトトーマツコンサルティングは、プロボノ活動を「非営利団体(NPOやNGO)に対し、無償で(あるいは格安で)、コンサルタントとしての専門性を提供すること」と定義し、(1) 国際協力、(2) 教育・子ども、(3) 震災復興の3分野に重点を定め、重点分野に当てはまる非営利団体に対して支援を提供しています。
支援先例
- 特定非営利活動法人 ADRA Japan
- 公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
- 岩手県陸前高田市
参考:DTC ウェブサイト
アクセンチュア
アクセンチュアでは Corporate Citizenshipとして、非営利団体やソーシャル・ベンチャーとのパートナーシップを通じた社会課題の解決にグローバルで取り組んでいます。“Skills to Succeed”(スキルによる発展)を世界共通の活動テーマとして掲げており、日本では少子高齢化が進む中で国際競争力を保ち、日本経済の持続的発展につなげていくことを目指し、人材・スキル課題の解決に取り組んでいます。
支援先例
- 国連UNHCR協会
- グラミン日本
- 世界自然保護基金(WWFジャパン)
ベイカレント・コンサルティング
ベイカレント・コンサルティングは、CSR活動の一環として2023年度よりプロボノプログラムを実施しています。
本業であるコンサルティングサービスを通して得た専門的な知見・スキルを生かし、社会課題解決や持続可能な社会の実現に貢献しています。
希望するコンサルタントはプロボノ専任でアサインされ、NPOやソーシャルビジネスの事業戦略立案や実行支援など、本業でクライアントに提供しているサービスと同様の支援を行っています。
支援先例
- 特定非営利活動法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
- NPO法人 フェロージョブステーション
プロボノの始め方
プロボノ活動に魅力を感じ、実際に一歩を踏み出したいと考えるコンサルタントの方に向けて、ここからはプロボノの始め方について解説します。
Step1. プロボノ案件を見つける
コンサルタントがプロボノ案件を見つける方法は3つあります。
1) プロボノ案件のマッチングプラットフォームに登録する
プロボノ案件とプロボノをしてみたい人のマッチングを行うWebサービスが複数存在します。自身のスキルセットや経験、関心領域を登録することで、それらに合致した案件情報を得ることができます。
2) 所属ファームが取り組むプロボノ案件を希望する
前述したとおり、プロボノに積極的に取り組んでいるコンサルティングファームは少なくありません。自身が所属するファームにおけるプロボノ活動について調べ、アサインを希望することができます。
3) 興味のあるNGO/NPOなどに直接申込する
興味のあるNGO/NPOや支援したいソーシャルビジネスが決まっている場合は、団体のウェブページ等から直接プロボノへの参加を申し込むことができます。
Step2. プロボノ案件を選ぶ
プロボノ案件を選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- 支援先の組織のミッションや事業内容が、自分の関心領域と合致しているか
- 求められる支援内容が、自身の強みとなるスキルを発揮できるものか
- プロジェクトの期間や関わり方が、自身の予定と折り合いがつくものか
- プロジェクトの難易度が、自身の経験値に見合ったものか
案件情報を吟味した上で、納得感を持って取り組めるプロジェクトを選ぶことが大切です。選考プロセスの中で、支援先の担当者と直接対話する機会があれば、組織の状況や抱えている課題をできる限りリアルに把握するよう心がけましょう。
プロボノ活動における注意点
参画する以上はコミットする
プロボノ活動に参画する以上は、1人のプロフェッショナルとして活動にしっかりとコミットすることが重要です。本業とは異なる雰囲気を楽しみつつも、支援先であるNPOやソーシャルビジネスの課題解決や事業拡大に貢献できるよう、成果にコミットして真剣に取り組みましょう。
プロボノ活動に使う時間を決める
プロボノ活動に参画する際、「やるなら本業もプロボノも100%の力で頑張るべき」という方もいらっしゃるかもしれませんが、コンサルタントは本業も非常に多忙なため、それは現実的ではありません。
プロボノ活動に使う時間は、「1日1時間まで」「土日だけ」などと時間を決めて取り組むことで、効率的に取り組むことを意識しましょう。本業、プロボノ、プライベートのバランスを適切にコントロールし、ワークライフバランスを調整することは、プロボノ活動を成功させるうえで非常に重要です。
コンサルタントにおすすめの
プロボノ案件紹介サイトやプロボノ募集団体
プロボノ案件紹介サイト/中間支援団体
サービスグラント
ウェブサイト:サービスグラント
運営団体:認定NPO法人 サービスグラント
- 様々なNPO団体とプロボノをマッチングするサービス
- 複数の登録プロボノワーカーによる5~6人前後のチームが編成され、プロジェクトを実施
- 短期プロジェクトは1か月から、長期プロジェクトは約3~6か月が目安
- ミーティングや作業は主に平日夜や土日に行い、平均して週5時間程度の活動量を目安
※ただし目安であり、仕事の繁忙期は活動時間を少なくするなどの調整は可能 - オンライン上で募集・マッチングを行うサービス「GRANT」も運営
プロボネット
ウェブサイト:プロボネット
運営団体:プロボネット有限責任事業組合(LLP)
- 中小企業やNPOなどに無償でコンサルティングを行うボランティア専門家団体
- 2009年11月から活動を開始し、既に200件以上のプロジェクト実績あり
- 多くのメンバーは大手企業などに所属し、MBAや中小企業診断士などの経営全般から、マーケティング、IT、経理、知財などの個別専門スキルを持った優秀なメンバーが活動中
COLLAWAKE「プロボノ・コンサル部」
ウェブサイト:COLLAWAKE
運営団体:特定非営利活動法人COLLAWAKE
- “「プロボノ」で叶える。社会貢献も自己成長も。”をテーマに活動
- 単発作業や成果物の納品だけでなく、根本的な改革、事業・組織強化に取り組む
- 「リサーチ・基礎分析」、「戦略・計画づくり」、「実行・PDCA」までトータルに協働
- 温かい人間関係を構築し、楽しく活動できることを大切にしている
二枚目の名刺
ウェブサイト:二枚目の名刺
運営団体:特定非営利活動法人 二枚目の名刺
- 社会貢献などのポジティブな動機から、本業とは別に一定期間継続して行う活動や仕事を持っていることを「2枚目の名刺」というコンセプトで推進する団体
- さまざまな業種・職種の社会人がチームを組み、新しい社会を創ることを目指している団体(NPOなど)とともに団体の事業推進に取り組む有期のプロジェクトを実施
プロボノ案件紹介サイト(企業運営)
activo
ウェブサイト:Activo
運営会社:株式会社activo
- 国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの情報サイト
- プロボノ案件も紹介しており、日本全国にあるプロボノ案件を検索可能
- 様々なスキル人材を求める案件を多数扱うため、自分に合った案件が見つかりやすい
キャリアフライト
ウェブサイト:キャリアフライト
運営会社:エッセンス株式会社
- 転職や副業案件に加えて、プロボノ案件も紹介している
- プロボノとして企業を支援できる案件を紹介(会社の規定で副業が出来ない場合などにおすすめ)
- ジムのマーケティング支援や地方企業のAR技術を活用した新規事業企画などの面白い案件も揃う
地域密着のプロボノ案件紹介サイト/中間支援団体
川崎プロボノ部
ウェブサイト:川崎プロボノ部
運営:川崎市、川崎プロボノ部事務局
- 川崎市が主催する、「地域貢献やボランティア活動のきっかけを探している方」と「活動のステップアップを目指す団体(NPO、市民活動団体、町内会自治会等)」のマッチング
- チームで課題の解決に取り組む短期型プロジェクト
- 川崎プロボノ部は2018年から運営されており実績多数
横浜型プロボノ(ハマボノ)事業
ウェブサイト:横浜型プロボノ(ハマボノ)事業
運営:横浜市
- 横浜市が運営する「経験やスキルを持つ個人と地域団体のマッチング」事業
- 横浜市が推進する「地域包括ケアシステム」の構築に伴い、市内で高齢者福祉に資する活動を行っている地域活動団体を支援を目的として実施
- 令和6年度からは「ハマボノ・オンライン」にてウェブ上でマッチングを実施
東京ホームタウンプロジェクト
ウェブサイト:東京ホームタウンプロジェクト
運営:東京都福祉局
- 地域福祉の担い手となる団体の「基盤強化」を目的として、資金や人材の不足に悩む地域団体やNPOに対して、プロボノワーカーによるプロジェクト型支援を提供
- 約1か月間の短期集中型で、3~6人のプロボノワーカーがチームで挑む「プロボノチャレンジ」を実施
※平成27年度~令和5年度まで実施
地域の課題解決 プロボノプロジェクト(東京)
ウェブサイト:地域の課題解決 プロボノプロジェクト
運営:東京都、東京都つながり創生財団
- 企業の社員等の業務経験やスキルを活かしたプロボノの仕組みを取り入れ、積極的に課題に取り組む町会・自治会の活動を支援
- 町会・自治会が抱える個別の課題を解決するため、プロボノワーカーが5名前後でチームを組んで活動し、課題解決につながる具体的な成果物を作成する「個別支援」
- 町会・自治会の方が集合型講座に参加し、プロボノワーカーと事務局スタッフの支援のもと、ホームページの作成やSNSの活用など、情報発信に関する課題解決につながる成果物作成に取り組む「実践講座」
大阪ええまちプロジェクト
ウェブサイト:大阪ええまちプロジェクト
運営:大阪府
- 地域団体が抱える運営上の課題解決を、企業等で活躍するビジネスパーソンやクリエイターが、自らの経験・スキルを活かして支援するプロボノプロジェクト型支援を運営
- 地域の課題に応え、活動の基盤強化につながるような成果物を、3~5人のチームを組んで、期間を定めて、地域の方と一緒に検討しながら作成
埼玉県共助 専門家ボランティア
ウェブサイト:埼玉県共助 専門家ボランティア
運営:埼玉県
- 埼玉県が運営する、仕事や趣味で培ったスキルや経験を生かし、NPO等の市民活動団体を支援するボランティア登録制度です。(本人の申請に基づく登録である)
コラボステーション福岡
ウェブサイト:コラボステーション福岡
運営:福岡県
- 福岡県が運営する協働マッチングプラットフォーム
- NPOなどが社会貢献活動に必要なリソース情報をウェブ上に投稿
- ボランティアやプロボノを募集している案件あり
よくある質問
- プロボノに割く時間の目安はどのくらいでしょうか?
-
案件にもよりますが、一般的には月に平均10~30時間程度の活動時間が求められます。本業の繁忙期などを避けながら、無理のない範囲で関わっていくことが大切です。
- 所属するコンサルティングファームにプロボノ活動を伝えるべきでしょうか?
-
プロボノ活動で得た学びを職場の同僚と共有することで、社内の理解も得やすくなります。守秘義務の範囲内で、上司にプロボノへの参加を報告し、応援を求めることをおすすめします。