【完全ガイド】フリーランスのPMOコンサルタントになるには?必要なスキルや注意点など

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近年、コンサルティングファームやSIer、あるいは事業会社でPMOとして活躍されている方の中で、フリーランスのPMOコンサルタントという働き方に関心を持っている方が増えています。

実際、DX(デジタルトランスフォーメーション)案件を中心に企業におけるプロジェクトが増加する一方で、ユーザー側とベンダー側の両方でPMO人材が不足しており、フリーランスのPMOコンサルタントの活躍の場が広がっています。

フリーランスのPMOコンサルタントは、収入やワークライフバランスの面でメリットがありますが、デメリットや注意すべき点もあります。本記事では、独立を検討している方に向けて、フリーランスのPMOコンサルタントの将来性やメリットとデメリット、成功のためのポイントなどを詳しく解説します。

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目次

フリーランスのPMOコンサルタントとは

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フリーランスのPMOコンサルタントとは、独立したPMOのプロフェッショナルとして、プロジェクトに参画し、ユーザー側またはベンダー側の立場からプロジェクトマネジメントの支援を行う個人のことを指します。

PMOとは”Project Management Office(*1)”の略です。日本語では「プロジェクトマネジメントオフィス」、「プログラムマネジメントオフィス」と一般的に呼ばれます。PMOは、組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や構造システムを言います。

一般社団法人日本PMO協会

近年、国内ではデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増加しており、様々なプロジェクトが立ち上がっています。特にDXプロジェクトでは、社内の複数部署やシステム開発を請け負うベンダーなど、多数のステークホルダーが関わる大規模なプロジェクトになることが多くなっています。

ユーザー側の企業では、大規模プロジェクトのマネジメント経験が不足しており、ベンダー任せになった結果、期待と異なる成果物ができあがったり、要件調整の繰り返しによってスケジュール遅延やコスト増加が発生したりすることがあります。一方、ベンダー側でも大規模プロジェクトをマネジメントできる人材が不足しており、社内リソースだけでは対応しきれない場合があります。

このような状況において、PMOの経験が豊富なフリーランスのPMOコンサルタントは、ユーザー側とベンダー側双方のPMOを支援する貴重なリソースとして求められています。

フリーランスのPMOコンサルタントの需要と将来性

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フリーランスのPMOコンサルタントへのニーズは高い

国内ではプロジェクトを管理・推進できるPMO人材が不足しており、PMO人材に対する需要は今後も継続すると予想されるため、フリーランスのPMOコンサルタントは将来性のある働き方といえます。

背景①:企業のDX投資はさらなる拡大が見込まれる

2018年のDX元年以降、大企業を中心に国内企業のDXへの取り組みは拡大してきましたが、実態としてはまだ途上段階にあり、今後もさらにDX案件は増加していくことが予想されます。実際、国内企業のDX投資は拡大傾向にあります。

富士キメラ総研が発表した『2023 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編/ベンダー戦略編』によると、2022年の国内DX投資額は2兆7,277億円であり、2030年には6兆5,195億円にまで拡大すると予想されています。今後もDXに対する予算は確保されており、必然的にDX案件をマネジメントするPMO人材へのニーズも高まっていくと想定されます。

国内における企業のDX投資額

背景②:システム開発案件の難易度が上がっている

国内のシステム開発案件の難易度が高まっていることも、フリーランスのPMOコンサルタントへのニーズが高まっている要因の1つです。

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)による「企業IT動向調査報告書2024」では、システム開発案件におけるQCD(品質・予算・納期)の達成状況についてユーザー企業にアンケートを実施しています。アンケート結果では、特に大規模プロジェクトにおいてQCDに対して「満足・予定通り」と回答した割合が年々下がっており、システム開発案件の難易度が上がっていることが示されています。プロジェクトマネジメントの難易度が上がったことで、PMOの外部支援に対するニーズが高まっていると考えられます。

PJのQCDに関するアンケート結果

背景③:DXプロジェクトを推進できる人材が不足している

企業におけるDX推進の機運の高まりや投資の確保が進む一方で、DX推進に最も重要な人的リソースが量・質ともに不足しているのが現状です。

DX白書2023によると、人材の量・質ともに「大幅に不足している」と回答した企業の割合が前年調査時よりも増加しており、ともに約5割程度に達しています。人材リソースが不足する企業では、必然的に外部人材への支援ニーズが生まれるため、フリーランスのPMOコンサルタントにとっては案件参画の機会が増加していると言えます。

DXを推進人材の確保状況

背景④:PMO支援の外部への依頼が普及

前述のとおり、DX案件を中心とするシステム開発プロジェクトの増加・高難度化と人材不足により、外部のPMO人材へのニーズが高まっていますが、実際にPMOとしての外部のプロフェッショナルの起用が国内で急速に普及しています。PMO支援を専門とする上場企業の株式会社MSOL(マネジメント・ソリューションズ)は、2018年時点の従業員数が178名でしたが、2023年10月には1,084名と約6倍にまで増加しています。このことからもPMO支援を外部人材へ依頼する流れは加速しており、フリーランスのPMOコンサルタントにとっても案件を獲得しやすくなっています。

フリーランスPMOの案件例

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フリーランスのPMO案件には、ユーザー側を支援する案件とベンダー側を支援する案件の両方が存在します。案件の内容は、システム構想・要件定義フェーズからシステム開発フェーズまで多岐にわたり、高単価なグローバルプロジェクトも含まれます。

案件例①

複数WEBシステム構築PJのPMO支援

支援対象:ユーザー側

単価:~130万円/月

  • 金融機関向けの複数システムの横断管理推進支援
  • ユーザー側のPMOチームのメンバーとして、各種PJ管理やベンダーコントロールを担う
  • 企画構想、計画立案、要件精査などの上流工程から、ST推進等の下流工程まで支援

案件例②

SAPのグローバル展開PJのPMO支援

支援対象:ユーザー側

単価:~160万円/月

  • メーカー海外拠点のSAPバージョンアッププロジェクトにおけるPMO業務
  • プロジェクト進捗管理
  • 課題の整理、管理
  • 品質管理
  • ベンダーマネジメント

案件例

基幹システム開発PJのPMO支援

支援対象:ベンダー側

単価:~120万円/月

  • メーカーの販売管理システム開発のマネジメント支援
  • ユーザー側チームと連携し、元請ベンダー側PMOのポジションを担当
  • 品質/進捗/問題/課題の管理
  • 各種会議の設定/ファシリテーター

案件例

システム開発PJのPMO支援(PM補佐)

支援対象:ベンダー側

単価:~135万円/月

  • 家電量販店向けシステム開発PJ(EC領域またはスマホアプリ領域)
  • ベンダー側PM補佐としてPMO業務を実施
  • 顧客折衝/仕様調整/要件ヒアリング/タスク管理

フリーランスのPMOコンサルタントになるメリット

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年収が上がる可能性がある

フリーランスのPMOコンサルタントになると、大半のプロジェクトの月額報酬単価は100万円以上であるため、コンスタントに案件に参画することができれば、年収は1,000万円を超えます。難易度の高い大規模プロジェクトやグローバルプロジェクトでは150~200万円程度/月の報酬となることもあるため、より高い年収を目指せます。そのため、現職で年収が1,000万円以下の場合は、フリーランスになることで年収アップを狙える可能性があります。

1つのプロジェクトに集中できる

PMO人材が不足している現状では、人によっては複数のプロジェクトに参画している方もいるでしょう。特にマネジメントレイヤーの方は、複数の案件に関与しながら、社内業務への対応も必要となるなど、1つのプロジェクトになかなか集中しづらい環境にあることも多いです。

フリーランスのPMOコンサルタントになると、自身で参画する案件を選ぶことができるため、1つのプロジェクトにのみ参画することも可能です。1つのプロジェクトに集中し、クライアントに対するバリューを最大まで高めたいという方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

ワークライフバランスを調整しやすい

フリーランスのPMOコンサルタントになると、稼働率を調整することも可能です。例えば稼働率を60%程度に設定し、週3日あるいは週5日数時間のみ働くといったことも可能となります。

ダブルワークで育児が大変な方や趣味に時間を使いたい方にとっては、ワークライフバランスを自分の希望に合わせて調整しやすい点もメリットと言えます。

フリーランスのPMOコンサルタントになるデメリット

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案件獲得のための営業活動が必要

フリーランスのPMOコンサルタントとして活動するには、自ら案件を獲得するための営業活動が不可欠です。独立した個人は、所属組織の信用力を背景に案件を受注できる会社員時代とは異なり、自身の力で信頼を獲得していかなければなりません。潜在的なクライアント企業をリストアップし、地道な営業活動を通じて案件獲得を目指す必要があります。

ただし、近年はフリーランスのPMOコンサルタントと案件のマッチングを支援するサービスが数多く存在します。多くのフリーランスPMOコンサルタントは、これらのサービスを効果的に活用しています。独立の際は、こうした案件紹介サービスを利用することをおすすめします。

収入が不安定になる可能性

フリーランスのPMOコンサルタントは、案件に参画していない期間、収入が発生しないというリスクを抱えています。いかに高いPMOスキルと豊富な実績を持っていても、タイミングによっては適切な案件に恵まれないこともあり得ます。収入の不安定さは、フリーランスという働き方に付き物の課題であることを認識しておく必要があります。

最も立場が弱くなる可能性

フリーランスのPMOコンサルタントは、独立した個人事業主であるがゆえに、プロジェクト内で最も立場が弱くなるリスクを抱えています。当初合意したスコープを超える業務を無理強いされるケースも想定されます。そのような状況に置かれる可能性があることを認識し、ある程度覚悟しておく必要があるでしょう。

しかしながら、過度な要求や不当な扱いを受けた場合には、毅然とした対応が求められます。下請法やフリーランス新法(2024年秋頃施行予定)に抵触するような行為があれば、法的観点からも厳正に対処すべきでしょう。

チームでの効率性アップを期待しづらい

コンサルティングファームやSIerに所属してPMO業務を行う場合、優秀な同僚や部下とのチームワークによって効率性が向上します。特に、過去に何度も共にプロジェクトを遂行した経験のある部下は、あなたのプロジェクトマネジメントスタイルを熟知しており、先を見越して様々なタスクを自律的に実行してくれるでしょう。

一方、フリーランスのPMOコンサルタントとして活動する場合、どのような経験やスキルを持つメンバーとPMO業務を行うことになるかは分かりません。また、優秀なメンバーが集まったとしても、一緒にPMOを実施した経験がないため、”阿吽の呼吸”のような暗黙の了解に基づく円滑なコミュニケーションを期待することは難しいかもしれません。

必ずしも自身のやり方でPMO業務を行えない可能性

PMOとしての経験が豊富な場合、自身の中でPMOのベストプラクティスが確立されているはずです。しかし、フリーランスのPMOコンサルタントとして活動する際、支援先のベンダーには独自の方法論やノウハウが存在することがあり、必ずしも自身の望むやり方でPMO業務を遂行できるとは限りません。

特にベンダー側の支援を行う場合、自身のアプローチとベンダーのアプローチをすり合わせ、双方が納得できる方法で業務を進められるよう、事前の調整を行うことも必要でしょう。

プロジェクト期間中の一時的な人員調整などの解決策を取りづらい

PMOとしてプロジェクトを遂行する際、様々な要因からユーザー側との要件調整が必要となることが少なくありません。ベンダー側のPMOの場合、ユーザー側が納得する代替案を提示しつつ、プロジェクトの品質、コスト、納期(QCD)に影響を与えないよう要件の交渉・調整を行います。しかし、状況によっては一時的に開発人員を増強し、一部の要件に対応せざるを得ないこともあります。

コンサルティングファームやSIerに所属している場合、自身が担当する他プロジェクトの予算や人員の一部を流用したり、将来への投資という観点から会社側に追加予算の確保を働きかけたりするなど、クライアントとの交渉を有利に進めるための手段を講じることができます。一方、フリーランスのPMOコンサルタントは、そのような対応が難しく、交渉材料や解決策を持つことができない可能性があります。

フリーランスPMO案件の単価相場

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約2,500件の案件データをもとに算出した、フリーランスのPMO案件の月額平均単価は約124万円でした。月額単価別の案件数は以下の通りです。

月額報酬単価割合
60万円以下2%
60万円~80万円7%
80万円~100万円17%
100万円~120万円18%
120万円~150万円36%
150万円~180万円15%
180万円以上5%
フリーランスのPMO案件の月額報酬単価

<参考>

  • 大手のフリーランスPMOコンサルタント向けの案件紹介サービスである「High Performer Consultant PMO」で、2024年5月時点に案件検索で表示される2,529件のデータをもとに算出
  • 平均単価124万円については、各単価レンジの単価を中間値(60~80万円:70万円)として、案件数との加重平均で計算

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フリーランスのPMOコンサルタントに必要な知見やスキル

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PMOエキスパートやPMOマネージャーとしての経験

フリーランスのPMOコンサルタントには、プロジェクトの管理・推進において主体的な役割が求められます。そのため、継続的に案件を獲得し、活躍し続けるためには、PMOエキスパートやPMOマネージャーとしての経験を積んでおくことが重要です。

PMOには、PMOアドミニストレータ、PMOエキスパート、PMOマネージャーの3つの役割があります。

PMOアドミニストレータ

プロジェクトに関連する社内プロセスを円滑に進める役割を担い、以下のような業務を実施

  • プロジェクトデータ収集・更新
  • プロジェクト情報共有・展開・リマインド
  • 会議体コーディネーション
  • 書類作成・管理サポート

PMOエキスパート

プロジェクト環境・ルールの策定・改善および標準化をする役割を担い、以下のような業務を実施

  • プロセス分析
    • プロジェクトの各種プロセスの策定・改善および標準化
    • 社内プロセス文書化
  • 情報分析
    • プロジェクトにおける各種決裁に必要な情報定義策定・改善および標準化
    • 情報収集手法の確立および社内定着化
    • プロジェクトパフォーマンス情報の可視化
  • ツール分析
    • 社内プロジェクトツール類の開発・改善および標準化
    • 社内プロジェクトツール類の教育および社内定着化
  • ビジネス分析
    • プロジェクト利害関係者との連携を通じた要求事項・ニーズの収集
    • プロジェクト利害関係者の要求事項・ニーズのプロジェクト組織、プロセス、ツールへの反映
    • プロジェクト利害関係者の満足度向上および維持

PMOマネジャー

PMOを管理するマネジメント業務全般をする役割を担い、以下のような業務を実施

  • PMOメンバーの勤怠・稼動管理
  • PMOメンバーの教育
  • PMO組織予算管理
  • プロジェクト環境・ルールの維持・管理・定着化全般
  • プロジェクトパフォーマンスの安定化
  • プロジェクト投資判断およびプロジェクトの継続判断等

フリーランスのPMOコンサルタントとして活躍するには、PMOアドミニストレータとしての情報共有や会議体調整だけでなく、ステークホルダー間の要求事項調整やプロジェクトの状況・課題の可視化と解決といった、PMOエキスパートとしての実践的な経験が不可欠です。さらに、マネジメントレイヤーの経験を積むことで、参画可能な案件の幅が広がります。可能であれば、PMOマネージャーとしての経験・スキルも身につけておくことをおすすめします。

一連のシステム開発プロセスの経験

フリーランスのPMOコンサルタント向けの案件は、要件定義フェーズから設計・開発フェーズまで多岐にわたります。PMOとして、システム開発の一連のプロセス(要件定義、設計、開発、テスト・リリース)を経験しておくことで、フリーランスとして独立した際に参画可能な案件の範囲が大きく広がります。

発注側の視点に立てば、要件定義フェーズから開発フェーズまで一貫してプロジェクトに参画してくれる人材の存在は、非常に心強いものです。そのようなPMOコンサルタントがいれば、要件のズレや不必要なコミュニケーションコストの発生を抑えることができ、プロジェクトの円滑な進行が期待できます。

大規模プロジェクトやグローバルプロジェクトの経験

大規模プロジェクトやグローバルプロジェクトのような難易度の高い案件では、月額報酬単価も150万円~200万円が中心となり、場合によっては200万円を超えることもあります。フリーランスのPMOコンサルとして、大規模プロジェクトやグローバルプロジェクトにも対応できると、より活躍の場は広がるでしょう。

PMBOKで定義される10の知識・スキル

PMOを専門とする人材として、PMBOKの10の知識・スキルは身につけておくべきです。

1. 統合管理

統合管理は、他の9つの知識エリアのプロセスを統合・調整することを指します。プロジェクトの立ち上げ、管理計画書の作成、実行、監視、完了、評価などが含まれます。

2. スコープ管理

スコープ管理は、プロジェクトの範囲を定め、目標達成に必要な成果物やタスクを明確化することを目的とします。要求事項の収集、WBS(Work Breakdown Structure)の作成、成果物の検証などが含まれます。

3. スケジュール管理

スケジュール管理は、プロジェクトの納期(Delivery)を管理することを指します。WBSで洗い出されたタスクを基に、作業の順序や所要時間を見積もり、詳細なスケジュールを作成します。

4. 品質管理

品質管理は、プロジェクトの品質(Quality)を管理することを目的とします。品質基準の明確化、品質を保つための計画策定、成果物の品質チェックなどが含まれます。

5. コスト管理

コスト管理は、プロジェクトの費用(Cost)を管理することを指します。予算内でプロジェクトを完了させることが目的であり、コストの見積もり、資金調達、財源確保などが含まれます。

6. 資源管理

資源管理は、プロジェクトを達成するために必要な人的・物的資源を調達・管理することを指します。プロジェクトチームの編成、人材育成、物的資源の管理などが含まれます。

7. コミュニケーション管理

コミュニケーション管理は、プロジェクトオーナーやユーザーといったステークホルダーと適切なコミュニケーションを行うことを指します。進捗や実績の報告、文書作成などが含まれます。

8. リスク管理

リスク管理は、プロジェクトのQCD(Quality、Cost、Delivery)に影響を与え得るリスクを洗い出し、原因や対応策などを明らかにすることを指します。リスクの可視化・管理、対応の優先度づけ、対応方針の合意形成などが含まれます。

9. 調達管理

調達管理は、プロジェクトに必要なサービスや製品を外部から調達・管理することを指します。調達先の選定、納品の進捗管理、検収、契約管理などが含まれます。

10. ステークホルダー管理

ステークホルダー管理は、プロジェクトに関わる様々なステークホルダーと良好な関係を築き、プロジェクトへの関心が薄い関係者に働きかけながら、協力者を広げていくことを指します。

PMBOKの知識体系を深く理解し、実践的なスキルを身につけておくことで、フリーランスのPMOコンサルタントとして活躍できるでしょう。

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フリーランスのPMOコンサルタントにオススメの資格

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PMP®(Project Management Professional)

PMPとは、Project Management Institute (PMI) と呼ばれる、プロジェクトマネジメントの国際的な専門団体が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMPを取得しているとプロジェクトマネジメントに関する体系的な知識を有しているとみなされるため、フリーランスのPMOコンサルタントとして活動していくうえで、自身の知見やスキルを客観的に証明することができます。

参考:一般社団法人 PMI日本支部ウェブサイト

PMOスペシャリスト認定資格

PMOスペシャリスト認定資格とは、一般社団法人日本PMO協会が資格認定を行っている、PMOの現場業務において習得すべき基本知識を確認・認定する資格です。PMOスペシャリストはランクアップ制度があり、「PMOスペシャリスト(★)」はPMOの基礎知識を証明する資格で、「PMOスペシャリスト(★★)」はPMOの知識および技術を証明する資格という位置づけになっています。また、PMOの知識・技術・経験を証明する資格として、「PMOスペシャリスト(★★★)」を策定中とのことで、国内のPMO人材のスキルや知見を証明する資格として、今後さらに普及していくでしょう。

参考:日本PMO協会ウェブサイト

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営する資格で、「高度IT人材として確立した専門分野をもち、組織の戦略の実現に寄与することを目的とするシステム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの目的の実現に向けて責任をもってプロジェクトマネジメント業務を単独で又はチームの一員として担う者」を対象としています。

参考:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)ウェブサイト

フリーランスのPMOコンサルタントが成功するためのポイント

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案件を継続的に獲得できるサービスに登録

フリーランスのPMOコンサルタントとして長期的に成功するためには、案件を継続的に獲得することが重要です。そのためには、フリーランスのPMOコンサルタント向けの案件紹介サービスに登録することをお勧めします。

案件紹介サービスを利用する際は、月額報酬単価の10%-20%程度の仲介手数料が発生しますが、自ら営業活動を行う必要がなくなり、個人では難しい大企業などの案件も紹介してもらえるというメリットがあります。高単価の案件に参画できれば、仲介手数料を支払っても月額報酬単価が100万円を超えることがほとんどです。したがって、案件紹介サービスを活用することは、フリーランスのPMOコンサルタントにとって有効な選択肢と言えます。

案件紹介サービスを利用する際は、複数のサービスに登録し、紹介される案件やサポート内容を比較して、自身にあったサービスを見つけるようにしましょう。

リスクヘッジをする

フリーランスのPMOコンサルタントは、支援先企業(ユーザー側またはベンダー側)と個人で業務委託契約を結ぶため、プロジェクトで発生した情報漏洩や納期遅延、瑕疵などの問題について、全ての責任を個人として負う可能性があります。このようなリスクに備えるためには、いくつかの対策が必要です。

まず、契約段階で損害賠償請求に関する事項を十分に精査し、賠償の条件や範囲を適切に規定しておくことが重要です。場合によっては、契約書の内容を弁護士などの専門家に確認してもらうことも検討すべきでしょう。不明確な部分を残さず、リスクを最小限に抑えるための条項を盛り込むことが求められます。

また、賠償責任保険への加入も検討に値します。年間1万円程度で加入できる保険もあり、経費として計上することも可能です。万が一の事態に備えて、適切な保険に加入しておくことは、フリーランスのPMOコンサルタントにとって重要なリスクヘッジ策と言えます。

さらに、プロジェクトの遂行に際しては、情報管理や品質管理、スケジュール管理などに細心の注意を払い、トラブルの発生を未然に防ぐことが肝要です。定期的な進捗報告や課題の共有、リスクの早期発見と対策など、PMOとしての基本的な業務を徹底することで、リスクの顕在化を防ぐことができます。

フリーランスのPMOコンサルタントは、自身が責任を負う立場にあることを認識し、リスクマネジメントに積極的に取り組む必要があります。

プロジェクト体制をよく確認する

フリーランスのPMOコンサルタントとして、プロジェクトに参画する際には、PMOチームの体制やプロジェクト全体の体制を十分に確認することが重要です。プロジェクトの内容や規模に見合った適切な体制が組まれているかを見極める必要があります。

不十分な体制のままプロジェクトを開始してしまうと、後々大きな問題に発展する可能性があります。人員不足によるタスクの遅延や品質の低下、コミュニケーション不足によるミスの発生など、様々なリスクが生じ得ます。PMOコンサルタントは、プロジェクトの成功に必要な体制について、経験に基づく助言を行う役割を担っています。

また、PMOチームのリーダーを務める場合は、チームメンバーの経験やスキルについても事前に把握しておくことが望ましいでしょう。メンバーの強みと弱みを理解することで、適切なタスクの割り当てやサポート体制の構築が可能になります。また、自身がどこまで関与する必要があるのか、どのタスクをメンバーにデリゲーションできるのかを判断する上でも、メンバーのスキルレベルを知っておくことは有益です。

無理のないスケジュールの案件を選ぶ

フリーランスのPMOコンサルタントとして案件を選ぶ際、スケジュールの妥当性を慎重に判断することが重要です。案件紹介サービスなどを通じて紹介された案件について、スケジュールに無理がないか、適切なバッファが設定されているかを確認しましょう。

スケジュールに無理がある場合、プロジェクトの品質や成果物に悪影響を及ぼす可能性があります。タスクの遅延や手戻りの発生、チームメンバーの過剰な負荷など、様々な問題が生じ得ます。PMOコンサルタントは、プロジェクトの成功に向けて、現実的で達成可能なスケジュールを策定する責任があります。

スケジュールに懸念がある場合は、ユーザー側やベンダー側に対して率直に意見を述べ、適切なスケジュールへの修正を提案することが求められます。プロとしての知見と経験に基づいて、無理のないスケジュールを設定することが重要です。

クライアントの都合でスケジュールの変更が難しい場合は、リソースの追加可否などの対応策を確認しましょう。どの程度の追加リソースであれば可能なのかを確認し、追加リソースの投入により、スケジュールが実現可能なものになるかを見極める必要があります。

それでもスケジュールの実現可能性に疑問が残る場合は、案件への参画を見送ることも選択肢の一つです。無理のあるスケジュールでプロジェクトを開始し、後々大きな問題に直面するよりも、初めから関与を避けた方が賢明な場合もあるでしょう。

PJ開始前にクリティカルパスを可視化する

フリーランスのPMOコンサルタントとして、プロジェクトを適切に管理・コントロールするためには、プロジェクト開始前にクリティカルパスを可視化し、重要なマイルストーンや優先度の高いタスクを把握することが不可欠です。

また、大規模プロジェクトでは、多数のステークホルダーが関与するため、タイムリーなスケジュール調整が難しい場合があります。PMOコンサルタントは、早い段階から関係者の日程を確保し、合意形成や意思決定が円滑に行う準備をしておくことで、重要なマイルストーンをスケジュール通りに達成していくことができます。

フリーランスのPMOコンサルタントにおすすめの案件紹介サービス

おすすめの案件仲介サービス

High Performer Consultant

High Performer Consultant
サービス名:
運営会社:INTLOOP株式会社
サービスの特徴
  • フリーランスコンサルタント向けの案件紹介を20年行なっているINTLOOP社が提供する案件仲介サービス
  • PMO案件が全体の60%を占めており、テクノロジー・システム領域のPM/PMO経験者に適した案件が多い
  • 業界最速水準の月末締翌月15日払いの支払いサイト

20年間のフリーコンサル向けの案件紹介実績で培ったサポートノウハウがあり、IT領域でフリーコンサルに初めて挑戦する人にとっては安心できます。

BTCエージェント for コンサルタント

BTCエージェントのサービス画像
サービス名:
運営会社:株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
サービスの特徴
  • 世界50か国以上で事業を展開する欧州最大のコンサルティングファーム「Capgemini」の子会社が運営するフリーコンサル向けの案件仲介サービス。
  • 運営元のBTCは数多くの大手クライアントやメガベンチャーとの付き合いがあり、
    非公開の独自案件を多数保有
  • フリーランスPMO・ITコンサルタント専門のため、システムプロジェクトのPMO案件を希望するコンサルタントなどは自分に合った案件を見つけやすい。
  • 定期的なフォローやクライアントからの評価フィードバックを実施し、
    クライアントと直接相談しづらい問題や金額交渉等も仲介して解決してくれる。

システム領域に強い会社が運営しているため、IT領域に専門性を持つフリーコンサルは、自分のスキルや経験に合った最適な案件を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。

デジタル人材バンク

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サービス名:
運営会社:株式会社クラウド人材バンク
サービスの特徴
  • DXやデジタル化案件に特化して案件を集めており、「一部上場企業」から「億単位の調達を実施したスタートアップ」まで様々な規模の企業の案件が揃う。
  • 経営コンサルタントとしての経験豊富なエージェントが、クライアントから直接取ってきた高単価な案件が多く、平均人月単価は193万円

プライム案件が多く、平均単価が193万円と高単価の案件が多い点が魅力です。

プロフェッショナルハブ

プロフェッショナルハブのウェブサイト画像
サービス名:
運営会社:株式会社エル・ティー・エス リンク
サービスの特徴
  • 東証プライム上場のコンサルティング会社である親会社」が持つネットワークを用いて、
    様々なテーマの独自案件を多数保有。
  • 大手事業会社やコンサルティングファーム、SIerからプライム案件を仕入れており、
    高単価の案件をとりそろえている。
  • 勉強会や研修を通してスキルや知見の幅を拡げる機会も提供。

\プライム上場グループ運営で案件の量・質に強い!/

foRPRO

foRPROのサービス画像
サービス名:
運営会社:株式会社Regrit Partners
サービスの特徴
  • 2017年創業で急成長中のコンサルティングファームRegrit Partnersが運営
  • DX関連プロジェクト特化型のフリーコンサル向け案件仲介サービスのため、
    DX構想策定からデジタルツール導入などのDX関連の案件を多数保有。
  • 非公開プライム案件を取り揃えており、高単価案件(案件平均単価150~200万円)が豊富。

現役のコンサルタントが運営しているため、希望やスキルにマッチした
案件の紹介や手厚いフォローアップが魅力です。

アビリティクラウド

アビリティクラウド
サービス名:
運営会社:イグニション・ポイント フォース株式会社
サービスの特徴
  • 2014年創業のコンサルティングおよびスタートアップ投資事業を行うイグニション・ポイント(2022年に電通グループに参画)の子会社が運営するフリーランスコンサルタント向けの
    案件仲介サービス。
  • イグニション・ポイントの顧客ネットワークを活用し、150~200万円前後の高単価な
    プライム案件を多数保有

\親会社が直請けしたプライム案件が豊富!/

フリーコンサルBiz

フリーコンサルBizのウェブサイト画像
サービス名:
運営会社:アクシスコンサルティング株式会社
サービスの特徴
  • コンサル業界の転職に強いことで知られる「アクシスコンサルティング」が運営する
    フリーランスコンサルタント向けの案件仲介サービス。
  • 正社員紹介業を通じて構築した幅広い企業ネットワークから、
    他社エージェントにはない高単価や最先端の案件を紹介。
  • コンサルティング会社やPE(プライベート・エクイティ)などから受注する
    独占プライム案件の量と質に強み

独自ルートによるプライム(直請け)案件が豊富!/

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